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藤井風 Mステ出演の全貌。2025年初登場とザグザグの伝説

「藤井風さんってMステに出たことあるのだろうか?」と疑問に思ったあなたへ。

この記事では、2025年9月5日に実現した、藤井風さんの記念すべき『ミュージックステーション』初出演の全貌を徹底解説します。

渋谷からの生中継、伝説となった「Hachikō」「Prema」のパフォーマンス、そしてME:IのRINONさんとの「ザグザグ」共演まで。

当日の衣装、タモリさんとのトーク、放送後の反響のすべてがここにあります。

この記事のポイント
  • 2025年9月5日のMステ初出演の全貌
  • 「Hachikō」渋谷生中継と「Prema」生演奏
  • ME:IのRINONと生んだ「ザグザグ」の奇跡
  • タモリとのトークや当日の衣装、全反響
目次

藤井風、Mステ初出演(2025年9月5日)の全貌

  • 待望の初登場:3rdアルバム『Prema』発売日
  • 伝説の始まり:渋谷スクランブル交差点からの中継
  • 2曲目「Prema」のスタジオ生パフォーマンス
  • Mステ出演は過去何回?(全出演履歴まとめ)

待望の初登場:3rdアルバム『Prema』発売日

多くのファンが長年待ち望んでいた瞬間でした。

藤井風さんの『ミュージックステーション』への初出演が発表されたのは、2025年8月下旬のこと。そして、その出演日は2025年9月5日金曜日と告知されました。

この日付は、彼にとって、そしてファンにとって、単なる金曜日ではありませんでした。それは、彼の3年ぶりとなる3rdスタジオアルバム『Prema』の発売日と、まさに同日だったのです。

風さんが『Mステ』のような国民的音楽番組にこれまで出演してこなかったことは、彼の活動スタイルを象徴する一つの事実でもありました。しかし、ヨーロッパツアーや二度目の北米ツアーを経て、全曲英語詞という新たな挑戦を詰め込んだ『Prema』を世に送り出すタイミングで、彼はついに『Mステ』の象徴である階段を降りることを選びました。

この出演は、単なるテレビ出演ではなく、彼のキャリアにおける「第3章」の幕開けを全国に宣言する、戦略的かつ最大のプロモーションイベントとして設定されていました。

放送前、風さん自身も「どうなることやらさっぱりまだ分からないのでドキドキです」と、その心境をコメントしていました。この初々しいコメントとは裏腹に、彼がこの日のために準備していたのは、日本のテレビ史に残るような、大胆不敵なパフォーマンスだったのです。

伝説の始まり:渋谷からのオープンバス生中継

2025年9月5日、午後9時。番組が始まり、藤井風のパフォーマンスの時間が訪れました。彼が披露すると告知されていたのは、アルバム『Prema』からのリードトラック「Hachikō」。

パフォーマンスは、まずスタジオから始まりました。「Hachikō」のミュージックビデオで彼が纏っていた、神々しささえ感じさせる真っ白な衣装、「白神様」スタイルで彼は歌い始めました。その時点では、多くの視聴者が「さすがの歌唱力だ」「衣装がすごい」と、スタジオでのパフォーマンスとして完結するものだと信じていました。

しかし、事件は2コーラス目に起こります。

彼が乗っていたのは、2階建てのオープンバス。バスが渋谷スクランブル交差点に到着すると、周辺の大型ビジョンがジャックされ、先ほどのスタジオでの歌唱映像が映し出されました。つまり、スタジオの映像は事前収録で、その大型ビジョン映像をバックに、バスの上から生歌を披露するという、まさに『現実と映像の融合』という前代未聞の演出だったのです。

この前代未聞の演出は、視聴者に衝撃を与えました。「Hachikō」という楽曲のテーマである渋谷で、まさにその場所から生中継を行うという、楽曲の世界観を完璧に現実世界で表現する試みでした。偶然渋谷に居合わせた人々は、騒然となりながらもその奇跡的な光景に足を止め、スマートフォンを向けていました。

メディアは後に、この演出を「視聴者騒然」「センセーショナル」と評し、藤井風の「遊び心とサービス精神」が、またしても最高のステージを実現させたと絶賛しました。これは単なるテレビパフォーマンスではなく、都市を巻き込んだ一つの「作品」でした。

2曲目「Prema」のスタジオ生パフォーマンス

渋谷での衝撃的なパフォーマンスが終わり、番組の司会者から「藤井風さんは、今、渋谷からスタジオに向かっています」とアナウンスがありました。そう、彼のMステ初出演は、まだ終わっていなかったのです。

番組が進行し、後半。ついに風さんがテレビ朝日のスタジオに到着しました。Mステの象徴である階段を、彼はゆっくりと降りてきました。その首には、「Prema」のミュージックビデオで着用していた印象的なスカーフが巻かれていました。

そして、彼は2曲目として、アルバムのタイトルにもなっている「Prema」を披露しました。

「Hachikō」のパフォーマンスが、ゲリラ的でコンセプチュアルな「動」のステージだったとすれば、この「Prema」は、彼の音楽家としての実力を真正面から見せつける「静」と「情熱」のステージでした。

演奏は、ギターにDURANさん、ベースに山本連さん、ドラムに佐治宣英さんという、日本の音楽シーンを支えるトップミュージシャンたちによる生バンド編成。風さんはピアノの前に座り、時に優しく、時に激しく、全編英語詞の愛の歌を歌い上げました。

さらに、このパフォーマンスは単なる生演奏に留まらず、ダンサーを交えたパロディや、質疑応答のようなコント的な要素も含まれる、非常に「藤井風らしい」ユニークな構成でした。

一夜にして、ゲリラ的なストリートパフォーマーの顔と、豪華なバンドを従える熟練のミュージシャンの顔。その両極端な魅力を、彼はたった一度のMステ出演で見事に表現されていました。

Mステ出演は過去何回?(全出演履歴まとめ)

これほどまでに強烈な印象を残したパフォーマンスを見て、「彼はMステに何回出演しているのだろう?」「過去の出演も見たい」と思う方も多いかもしれません。

しかし、驚くべきことに、2025年現在、風さんが『ミュージックステーション』に出演したのは、この2025年9月5日の一度きりです。

デビュー以来、彼のメディア露出は非常に厳選されており、『Mステ』のような大型音楽番組への出演自体が極めて稀でした。ファンが長年待望し続けた初出演が、これほどまでに濃密で、伝説的と呼ばれるにふさわしい内容であったことは、彼のアーティスト性を如実に示しています。

「Hachikō」の渋谷ゲリラ中継、そして「Prema」の圧巻の生演奏。この一度の出演は、「Mステ史上、最もインパクトのあった初登場の一つ」として、間違いなく語り継がれていくことでしょう。

参考までに、その歴史的な一夜の記録を以下の表にまとめます。

出演日披露曲主なトピックと共演者
2025年9月5日(金)1. 「Hachikō」
2. 「Prema」
・番組初出演 (3rdアルバム『Prema』発売日)
・「Hachikō」は渋谷交差点から生中継
・「Prema」はスタジオで生演奏
・共演:森山直太朗, BE:FIRST, なにわ男子, ねぐせ。, ME:I

藤井風がMステで見せた素顔と「岡山愛」

  • ME:IのRINONと生んだ「ザグザグ」の奇跡
  • 放送後のSNSとメディアの反響
  • タモリとのトークと当日の衣装

ME:IのRINONと生んだ「ザグザグ」の奇跡

藤井風さんのMステ初出演が「伝説」となった理由は、衝撃的なパフォーマンスだけではありませんでした。スタジオでのトークセッションで見せた、彼の「素顔」もまた、大きな話題をさらったのです。

スタジオに到着し、タモリさんや他の出演者とのトーク(質問タイム)が始まりました。その日、共演していたアーティストの中には、ガールズグループ「ME:I(ミーアイ)」がいました。そして、ME:IのメンバーであるRINONさんが、風さんと同じ「岡山県出身」だったのです。

RINONさんは、憧れの同郷の先輩を前に、勇気を出して一つの質問を投げかけました。それは、音楽性やアルバムに関するものではありませんでした。

「(岡山にある)ドラッグストアの『ザグザグ』の歌って歌えますか?」

この、あまりにもローカルな質問に、スタジオは一瞬、和やかな空気に包まれました。「ザグザグ」とは、岡山県を中心に展開するドラッグストアチェーンであり、その独特なCMソングは岡山県民にとっては「県民歌」とも呼べるほどソウルフルなものです。

世界の舞台で活躍し、直前まで渋谷をジャックするほどのパフォーマンスをしていた風さんが、この質問にどう答えるのか。視聴者が固唾を飲んで見守る中、彼は笑顔で即答しました。

そして、RINONさんと二人で、♪「あなたの街に~笑顔をザググ~ 楽しいことが~いっぱいザグザグ~ ちょっと気になる、ザグザグ!」♪ と、完璧なハーモニーで全国ネットの電波に乗せて歌い上げたのです。

この一連の流れは、「グローバルなスター・藤井風」と「岡山の兄ちゃん・藤井風」という二面性、いや、彼が持つ「ありのままの姿」が完璧に表れた瞬間でした。

放送後のSNSとメディアの反響

この「ザグザグ事件」は、放送直後からSNSを席巻しました。

X(旧Twitter)では、「藤井風にザグザグを歌わせたRINONさんすごい」「岡山に激震が走った」「まさかMステでザグザグの歌が聴けるとは」といった、驚きと興奮のコメントが溢れかえりました。

この反響は、視聴者だけにとどまりません。当の「ザグザグ」の公式Instagramもこの放送に反応。「藤井風さんとME:IのRINONさん 歌っていただきありがとうございます」と感謝の投稿をし、自社のマスコットキャラクターがダンスを踊る動画まで公開する事態となりました。

メディアもこの異例の出来事を取り上げ、J-CASTニュースの取材に対し、ザグザグの広報は「まさか全国ネットで流れるとは想像もしておらず、大感激」とコメント。

この「ザグザグ」の奇跡は、風さんのパフォーマンスが「芸術的」な話題であったのに対し、彼の「人間的」な魅力を全国に伝える、最大のハイライトとなったのです。

一方で、音楽メディアは「Hachikō」の演出を「センセーショナル」と称賛し、風さんの「遊び心とサービス精神」を高く評価しました。

そして、プロモーションとしての結果も完璧でした。番組放送後、藤井風公式スタッフSNSは、アルバム『Prema』がオリコンやBillboard JAPANのアルバム・セールス・チャートで初週19.2万枚を売り上げ、堂々の1位を獲得したことを報告しました。

タモリとのトークと当日の衣装

渋谷からの長旅(?)を経て、スタジオに到着した藤井風さんは、ついにMステの「顔」であるタモリさんとの初トークを果たしました。

スタジオに到着し、階段を降りてきた彼は、まずタモリさんの隣に座りました。この「タモリさんの隣」という位置は、その日のメインゲストであることを示す、Mステにおける特別な場所です。

当日の衣装は、前述の通り、「Prema」のMVで着用していた特徴的なスカーフを巻いたスタイルでした。この衣装について、同じく共演していた森山直太朗さんから「素敵なお召し物で〜」と声をかけられる一幕もありました。

タモリさんや他の出演者からの質問タイムでは、独特の「風ワールド」を展開。しかし、その受け答えは常に自然体で、穏やかでした。

彼のテレビ出演として比較されるのが、同じくテレビ朝日系列の『徹子の部屋』です。あちらでは、黒柳徹子さんを前に、自身のルーツであるピアノで「幻想即興曲」や「徹子の部屋テーマソング」を披露するなど、彼の「音楽的ルーツ」に深く迫る内容でした。

一方、Mステでは、彼はあくまで「最新の藤井風」を提示するパフォーマーであり、アーティストでした。渋谷でのゲリラライブという「動」、スタジオでの生バンドという「静」、そして「ザグザグ」で見せた「素」。

このMステ初出演は、彼の多面的な魅力が、わずか1時間の生放送の中に奇跡的なバランスで詰め込まれた、まさに「伝説」と呼ぶにふさわしい一夜だったのです。

総括:藤井風、Mステ初出演が「伝説」と呼ばれる理由

この記事のまとめです。

  • 藤井風のMステ初出演は2025年9月5日である
  • 2024年現在、Mステへの出演はこの1回のみである
  • 当日は3rdアルバム『Prema』の発売日であった
  • 1曲目は「Hachikō」を披露した
  • 「Hachikō」はスタジオと渋谷スクランブル交差点からの生中継を組み合わせた
  • スタジオでは「白神様」、渋谷では「黒ハチ公」の衣装を着用した
  • 渋谷の街頭ビジョンをジャックする大規模な演出であった
  • 2曲目はスタジオで「Prema」を生演奏した
  • 「Prema」ではDURANら豪華バンドメンバーが参加した
  • MCのタモリとの初トークが実現した
  • 当日の衣装は「Prema」のMVのスカーフを着用していた
  • ME:IのRINON(岡山出身)から「ザグザグ」の歌をリクエストされた
  • 岡山ローカルのCMソングを本人とハモりながら披露した
  • この「ザグザグ」共演はSNSで大きな話題となった
  • 出演後、アルバム『Prema』はチャート1位を獲得した
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